忘年会の司会進行は、全員に次の予定を分かりやすく伝える役目です。細かな演出より先に、誰がいつ話すか、会場へどの合図を出すか、時間がずれたら何を省くかを決めましょう。以下は社内の約2時間の会を想定した記入例です。実際の会場・参加者・会社の方針に合わせて調整してください。
まず司会用の進行表を作る
進行表は「予定時刻」「担当」「司会の一言」「確認する相手」を横に並べると、当日見返しやすくなります。
| 目安 | 内容 | 担当・合図 | 司会の一言 |
|---|---|---|---|
| 18:20 | 受付・着席 | 幹事が人数を確認 | 「お席へお進みください」 |
| 18:30 | 開会・注意事項 | 司会/会場スタッフに開始合図 | 「ただいまより始めます」 |
| 18:35 | 冒頭の挨拶 | 事前に依頼した発言者 | 「○○さんからご挨拶をいただきます」 |
| 18:40 | 乾杯 | 乾杯の発言者/飲み物を確認 | 「続いて乾杯のご発声をお願いします」 |
| 18:45 | 食事・歓談 | 会場スタッフと進行を確認 | 「しばらくお食事とご歓談をお楽しみください」 |
| 20:10 | 締めの挨拶 | 締めの発言者に声をかける | 「最後に○○さんから一言いただきます」 |
| 20:20 | 終了・退席案内 | 幹事が忘れ物と会計を確認 | 「本日はありがとうございました」 |
時刻はあくまで例です。会場の利用終了時刻を先に確かめ、料理提供や片付けに必要な時間を引いて設定します。発言者本人には、順番・呼び名・持ち時間を事前に伝えておきます。
別の業務でも使える「決定・アクション・質問」の整理方法を探す場合は、仕事メモのレイアウト例を参考にできます。この進行表は司会が当日見るためのもので、記録を残す仕事メモとは用途を分けてください。
そのまま調整できる司会の台本
発言者名と会の内容を置き換えて使います。挨拶そのものは本人が作り、司会は紹介と次の場面へのつなぎに徹します。
開会
「皆さま、お待たせしました。ただいまより、[部署名]の忘年会を始めます。本日の司会を務めます[氏名]です。よろしくお願いいたします。はじめに、[役職・氏名]さんからご挨拶をいただきます。」
乾杯へつなぐ
「[氏名]さん、ありがとうございました。続いて、[氏名]さんに乾杯のご発声をお願いいたします。お飲み物をご用意ください。」
飲み物が全員に行き渡っていなければ、会場スタッフに確認してから紹介します。発言者が席を外している場合は、無理に名前を呼ばず、幹事に連絡して歓談を先に案内します。
歓談から締めへ
「お食事中のところ失礼いたします。そろそろお時間となりましたので、最後に[氏名]さんから締めのご挨拶をいただきます。」
終了
「[氏名]さん、ありがとうございました。これをもちまして本日の会をお開きとします。お忘れ物にお気をつけてお帰りください。」
二次会や移動の案内がある場合は、場所と集合時刻が確定しているときだけ続けて伝えます。
予定が変わったときの短い対応
| 起きたこと | 司会の対応 | 幹事・会場側に確認すること |
|---|---|---|
| 開始が遅れる | 「開始まで今しばらくお待ちください」と案内 | 新しい開始時刻、会場利用時間 |
| 発言者が不在 | 歓談を先に案内するか順番を入れ替える | 本人の到着、代わりの発言者の了承 |
| 時間が押す | 任意の余興を短縮し、締めと退席案内を残す | 会場終了時刻、料理・会計の進行 |
| 音響が使えない | 声が届く位置へ移動して短く案内する | 会場スタッフの代替手段 |
変更は司会だけで決めず、幹事・発言者・会場スタッフと合意してから伝えます。席の移動、飲食物、音響、退出方法は会場の案内を優先してください。
当日に使うチェックリスト
- 会場の利用時間、受付位置、退出方法を確認した
- 幹事、会場スタッフ、司会の連絡手段を決めた
- 発言者の名前、呼び方、順番、持ち時間を本人と確認した
- 乾杯時の飲み物、マイク、音楽の合図を確認した
- 進行表を司会と幹事が同じ版で持っている
- 時間が押したら省く項目を決めた
- 終了案内と忘れ物確認の担当を決めた
まとめ
忘年会の司会は、進行表と短い転換の言葉があれば動きやすくなります。発言者・会場・幹事の合図を事前に合わせ、当日は時刻よりも全員に次の行動が伝わることを優先しましょう。変更が起きたら関係者に確認し、必要な案内だけを簡潔に伝えてください。


