忘年会の挨拶を頼まれたら、最初に自分の役割を確認します。開会、乾杯、締めでは、最後に伝える言葉が違います。長い原稿を暗記するより、「感謝する相手」「今年の具体的な一場面」「次の合図」を短いメモにしておくと、当日も話しやすくなります。
まず役割と長さを幹事に確認する
| 頼まれた役割 | 伝える中心 | 終わり方の例 |
|---|---|---|
| 開会の挨拶 | 集まった人への感謝、会の始まり | 「それでは、どうぞお楽しみください」 |
| 乾杯の挨拶 | 一年の労い、短い前向きな言葉 | 全員が飲み物を持ったことを見て「乾杯」 |
| 締めの挨拶 | 会への感謝、翌年につながる一言 | 司会へ戻す、またはお開きの合図 |
誰が司会をし、どのタイミングで自分が呼ばれるかも聞きます。挨拶の順番や手締めの有無を勝手に決めず、幹事と共有した進行表に合わせましょう。
原稿は3つの要素で作る
- 呼ばれたことへの一言:「ご紹介ありがとうございます」など、話し始める合図を置く。
- 具体的な感謝・振り返り:全員に当てはまる表現だけで終えず、実際にあった仕事や支え合いを一つ選ぶ。個人名を出すなら事前に本人と内容を確認する。
- 役割に合う結び:乾杯なら「乾杯」、締めなら「本日はありがとうございました」のように次の動作が分かる言葉で終える。
事実として話す成果や出来事が思い浮かばない場合は、無理に実績を作らず「日々のご協力に感謝します」とまとめます。振り返り材料を探すなら、仕事メモに決定事項や気づきを残す方法が参考になります。人前で話してよい内容かは別に確認してください。
開会の短い挨拶例
「皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございます。[部署・氏名]です。今年もさまざまな場面で助けていただき、ありがとうございました。今夜は仕事の話から少し離れて、ゆっくりお過ごしください。それでは、忘年会を始めます。」
主催者が別の人なら、主催者への感謝を一言添えます。社外の人がいる場合は、社内向けの呼びかけをそのまま使わず、呼称を確認してください。
乾杯の短い挨拶例
「ご紹介ありがとうございます。[部署・氏名]です。今年は[実際にあった出来事を一つ]で、皆さんに力を貸していただきました。本当にありがとうございます。来年もよい一年にしていきましょう。それでは、お飲み物をご用意ください。乾杯!」
[実際にあった出来事を一つ]には、例えば「新しい業務の立ち上げ」「繁忙期の対応」など、事実であり参加者に共有して差し支えない内容を入れます。飲み物がそろう前に進めないよう、司会や会場スタッフの合図も確認します。
さらに短くする場合
「皆さん、今年も一年ありがとうございました。ご一緒できたことに感謝しています。来年もどうぞよろしくお願いします。乾杯!」
締めの短い挨拶例
「ご紹介ありがとうございます。[部署・氏名]です。本日は楽しい時間をありがとうございました。[幹事の皆さん/会場の皆さん]にも感謝します。来年も、互いに声をかけ合いながら進めていきたいと思います。本日はありがとうございました。」
「最後に一本締めをお願いします」などの合図は、幹事が形式を決めている場合だけ追加します。参加者が立つ必要があるか、司会が終了を告げるかも事前に確認しましょう。
当日に見る話すメモの例
原稿全体を小さな画面で追うと、顔を上げにくくなります。次のように、一行ごとに話す役割だけを残します。
役割:乾杯/司会からの呼び名:[氏名]
1. 紹介へのお礼
2. 今年の一場面:[事実を一つ]
3. 感謝する相手:[全体/確認済みの人]
4. 来年への一言:[無理のない言葉]
5. 飲み物を確認 → 「乾杯」
短い文章を自分の言葉へ直す手順は、メモの書き方とクイックノートの残し方も参考になります。読み上げる前に名前、役職、共有してよい出来事を見直してください。
まとめ
忘年会の挨拶は、役割に合う結びを先に決め、感謝と事実を一つずつ選ぶと短く整います。開会なら始まり、乾杯なら全員の合図、締めならお開きへつなぎましょう。幹事に順番と持ち時間を確認し、当日は一枚の話すメモを見ながら自分の言葉で伝えてください。


