青チャートの復習ノートは、問題文や解答を丸ごと写すより、題号、解けなかった理由、解法の要点、次に解く日を残すと見返しやすくなります。教材の内容を転載せず、自分の判断と行動を記録するノートにします。
1題につき五つだけ書く
最初からきれいな解法ノートを作ろうとすると、問題を解く時間が減ります。1題につき次の五項目に絞ります。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 題号 | 例題 42、練習 42 |
| 結果 | 自力で正解/途中まで/解答を見た |
| つまずき | 条件の読み落とし、置換の発想が出なかった |
| 解法の核 | どの条件から、どの式や定理につないだか |
| 次回 | 11月8日に解き直す |
解法の核は、解答の文章を写す欄ではありません。「最大値なので平方完成を検討」「図形の等しい角から相似を作る」のように、次に思い出すための短い手がかりにします。
1周目は解いた事実を残す
1周目は、正誤とつまずきを記録するだけで十分です。解けた問題まで長くまとめず、次のように一行で残します。
例題42|途中まで|場合分けの条件を一つ落とした|条件を先に列挙|11/8
練習42|自力で正解|計算に時間がかかった|式変形を2行に分ける|11/15
解答を読んだときは、分かった気になった時点で終わりにしません。ノートを閉じて、解法の核だけを自分の言葉で言えるか確認します。言えなければ「解答を見た」と記録します。
2周目は「なぜ解けなかったか」を一つに絞る
2周目では、ミスの原因を複数並べず、次に直す一点を選びます。
- 知識:公式や定理の条件を思い出せなかった
- 方針:使う道具の候補が浮かばなかった
- 読解:問題の条件や問いを取り違えた
- 計算:方針は合っていたが途中で崩れた
たとえば「知識不足、方針不足、計算ミス」と並べるより、「相似を使う条件を見落とした」と書く方が、次回の行動につながります。次に解くときの最初の一手も一言で残します。
3周目は解法を再現できるか確認する
3周目は、解答を見ずに題号と自分のメモだけで解き始めます。途中式をすべてノートへ清書する必要はありません。次の三点を確認します。
- 問題を見て、最初の方針を説明できるか
- 途中で条件を使い切れているか
- 最後まで自力で答えを出せるか
できなかった場合は、同じページを飾り直さず、原因欄を更新します。「方針は言えたが計算で止まった」のように、前回との差が見える形にしてください。
復習ノートの見開き例
左側を記録、右側を次回の確認にすると、見返す場所が決まります。
| 左側:今回の記録 | 右側:次回の確認 |
|---|---|
| 題号・日付 | 次に解く日 |
| 結果と原因 | 最初の一手 |
| 解法の核 | 自力で解けたか |
数学の途中式そのものを整理したい場合は、数学ノートで途中式を整理する方法を使い分けます。青チャートの復習欄では、途中式を全部保存するより、次に再現するための判断を残します。
問題文と解答を写さないための工夫
- 題号とページだけを記録し、問題文は教材で確認する
- 解答の固有の文章を写さず、解法の手がかりを自分の言葉にする
- 解説を見た日と、再び解く日を分けて書く
- 同じミスが出たら、原因欄に「再発」と付ける
手元のノートを増やすことが目的ではありません。あとで「どの題を、なぜ、いつ解き直すか」が分かれば、余白の多い一行記録でも役立ちます。
まとめ
青チャートの復習ノートは、題号、結果、つまずき、解法の核、次回日を残すと続けやすくなります。1周目は事実、2周目は原因、3周目は再現性に役割を分け、解答の転載ではなく自分の判断を記録してください。


