小学生の日記は、特別な出来事がなくても書けます。「何があったか」「何を見たり聞いたりしたか」「どう感じたか」を順に思い出すと、自分の体験を短い文にまとめやすくなります。
日記を書く前に、宿題の条件を確認する
学校の宿題として書く場合は、まず先生から指定された日付、行数、テーマ、提出方法を確認します。日記の形式や長さは課題によって違うため、ここで紹介する順番は書き始めるための一例です。指定があるときは、その指示に合わせてください。
家の人が手伝うときも、文章を代わりに完成させるのではなく、子ども自身が覚えていることを話せるように質問します。書く内容を選び、文にするのは本人です。
日記を書く習慣や最初の書き出し方を知りたい場合は、日記の始め方と書き出し例も参考になります。
「できごと・見たこと・気持ち」の順で考える
書くことが決まらないときは、次の三つをメモします。
- できごと: 今日は何をした?
- 見たこと・聞いたこと: そのとき、何が目に入った?誰かの言葉で覚えているものは?
- 気持ち: どう思った?そう感じたのはなぜ?
空欄を使うなら、この形から始められます。
今日は__で__をしました。 そのとき、__を見ました/__という音を聞きました。 __と思いました。なぜなら__からです。
全部を毎回使わなくても大丈夫です。思い出せるものを一つずつ選び、課題で必要な長さに合わせます。
短い日記の例
以下は、順番を示すための作例です。提出する宿題には、子ども自身が実際に経験したことや感じたことを入れてください。
公園で遊んだ日
今日は公園で友だちとボール遊びをしました。ボールが木の近くまで飛んでいきました。みんなで探して見つけたとき、ほっとしました。
- できごと:友だちとボール遊び
- 見たこと:ボールが木の近くまで飛んだ
- 気持ち:見つかってほっとした
雨の日
今日は雨がふりました。帰り道に、水たまりに雨つぶが落ちるのを見ました。丸い波が広がって、おもしろいと思いました。
- できごと:雨の中を帰った
- 見たこと:水たまりに波が広がった
- 気持ち:おもしろいと思った
家で手伝った日
今日は夕食の前に、食器をならべました。家族が「ありがとう」と言ってくれました。少し役に立てた気がして、うれしかったです。
- できごと:食器をならべた
- 聞いたこと:「ありがとう」という言葉
- 気持ち:うれしかった
書いたあとに見直すポイント
読み返すときは、全部を直そうとせず、次の点を確認します。
- 何があったかが最初の方で分かる
- 見たり聞いたりしたことが一つ入っている
- 「楽しかった」だけで終わる場合は、何が楽しかったかを一つ足せる
- 習った漢字や句読点を確認する
- 先生から指定された行数や書き方に合っている
難しい言葉を入れる必要はありません。「すごかった」「うれしかった」と感じた理由を一つ書くと、本人の見たことや考えたことが伝わりやすくなります。
家の人が手伝うときの声かけ
「何を書けばいいの?」と聞かれたら、答えを決めて渡すより、思い出すための質問を一つずつします。
- 今日、一番覚えていることは何?
- そのとき、どんなものが見えた?何か聞こえた?
- それを見たり聞いたりして、どう思った?
- どうしてそう思ったのかな?
子どもが話した言葉をそのままメモし、本人が書きやすい順に並べ替える手伝いはできます。文の言い方や出来事の内容まで大人が決めてしまわず、最後に本人の言葉になっているか確かめます。
まとめ
小学生の日記は、実際にあったこと、見たり聞いたりしたこと、感じたことを順番に考えると書き出せます。まずは空欄の型から一つ選び、本人が経験した場面を自分の言葉でまとめましょう。宿題なら、最後に先生の指定を確認します。


