週次計画とは、次の7日間が始まる前に、何を大切にするかを決めておく習慣です。20〜30分かけるだけで、その日ごとに手探りで動く状態から、明確な方向性を持って過ごせる状態へと変わります。予定を忘れにくくなり、決断による疲れも減り、本当に前進につながることへ時間を使えるようになります。ここからは、1週間の計画を立てる方法を順番に見ていきましょう。

週次計画を立てるメリット

あらかじめ計画を立てておけば、毎日の慌ただしさに追われるのではなく、1週間全体を俯瞰できます。目の前の緊急そうなことに反応するのではなく、優先事項を把握したうえで月曜日を迎えられます。予定や約束が目に見えるようになるため、「時間はどこへ消えたのだろう」と感じることも少なくなります。

1週間の計画を立てる7つのステップ

  1. 計画を立てる時間を固定する。 多くの人には、日曜の夜か月曜の朝が向いています。会議の予定と同じように、その時間をきちんと確保しましょう。
  2. 先週を振り返る。 何を終えられたか、何が後回しになったか、何に気を取られたかを確認します。まだ重要なものは今週へ繰り越しましょう。
  3. 頭の中にあることをすべて書き出す。 仕事の締め切り、用事、予約、アイデア、定期的なタスクなどを、残さず頭の外へ出します。この「書き留める」ステップを広めたデビッド・アレンは、そうすることでワーキングメモリを解放できると論じています[1]
  4. 1週間の優先事項を3〜5個選ぶ。 もし3つしか終えられないとしたら、何を選ぶでしょうか。その答えが、1週間の軸になります。
  5. 動かせない予定から先に入れる。 会議、授業、予約など、変更できない時間枠を最初に組み込みます。
  6. 重要な仕事を、最も集中しやすい時間帯に入れる。 頭が最も冴えている時間には集中作業を置き、用事やメール対応はまとめて行います。多くのプランナーが使う「緊急」と「重要」の区分は、スティーブン・コヴィーの著作に端を発しています[2]
  7. 余白を残し、毎日見直す。 予想外のことに対応できるよう空き時間を確保し、毎朝2分かけてその日の予定を確認します。EasyNotesのようなメモアプリなら、計画をいつでも手元で確認でき、複数の端末で同期できます。机に向かっているときだけでなく、バスでの移動中にも見直せます。

コピーして使えるシンプルな週次計画

  • 振り返り: 先週できたこと、後回しになったこと、気を散らしたもの
  • 書き出し: 今週のタスク、用事、アイデアをすべて
  • 3〜5個の優先事項: 1週間の軸
  • 動かせない予定: 会議、授業、予約
  • 集中作業: 集中しやすい時間帯に2〜3回
  • 余白: 予想外のことに備えた空き時間
  • 毎日2分の確認: 今日、最も大切なことは何か

よくある失敗

  • 先週を振り返らない。 同じ取りこぼしを繰り返すことになります。5分間振り返るだけで防げます。
  • 優先事項を20個も決める。 3〜5個なら集中できますが、20個では雑音が増えるだけです。
  • 余裕のない完璧な計画を立てる。 現実の1週間は、完璧なスケジュールどおりには進みません。だからこそ、余白が必要です。
  • 一度計画しただけで忘れる。 週次計画は、二度と開かなければ役に立ちません。毎朝確認しましょう。

よくある質問

日曜の夜か月曜の朝です。日曜に計画しておけば、月曜は準備に時間を取られず、すぐに動き出せます。週末の間に予定が変わりやすいなら、月曜の朝が向いています。どの曜日を選ぶかよりも、毎週続けることのほうが大切です。どちらかを選び、その時間を確保しましょう。

目安は20〜30分です。振り返りに5分、頭の中のことを書き出すのに5分、優先事項を決めるのに5分、残りの時間を予定の割り振りに使います。それ以上かかるなら、細かく決めすぎている可能性があります。気軽に繰り返せる程度にとどめましょう。

緊急なことと重要なことを分けましょう。まず、本当に重要な3〜5個の優先事項を確定し、動かせない予定をカレンダーに入れます。そのうえで余白を残しながら、ほかの用事を周囲に配置します。すべてが緊急に感じられるときこそ、何を手放すべきかを計画が教えてくれます。

両方を使いましょう。タスクリストは何が重要かを示し、時間枠はそれを実行可能な予定に変えます。まず優先事項を並べ、そのうち重要なものを特定の日や時間に割り当てます。細かな用事には時間枠を設けず、スケジュールの柔軟性を保ちましょう。

まとめ

1週間の計画は、すべての時間を思いどおりに管理するためのものではありません。方向性を持って1週間を始めるためのものです。20〜30分を使い、3〜5個の軸を選び、毎朝確認しましょう。それを続ければ、1週間が勝手に過ぎていくような感覚から抜け出せます。

参考文献

  1. Allen, D. (2001). Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity. Penguin Books.
  2. Covey, S. R. (1989). The 7 Habits of Highly Effective People. Simon & Schuster.