お歳暮の送り状は、品物を送ったことと日頃の感謝を相手に伝える短い文書です。品物だけを突然送るのが気になるときや、配送で直接渡せないときに使います。相手との関係、贈る時期、品物の内容に合わせて書き、地域や会社の慣習がある場合はそれを優先してください。

1. 送り状の基本構成

送り状は、次の順番でまとめると読みやすくなります。

  1. 日付と宛名
  2. 時候のあいさつ
  3. 日頃の感謝
  4. 品物を送ったこと
  5. 到着予定や受け取りへの配慮
  6. 相手の健康を願う結び
  7. 差出人

配送日や品物の内容が確定していない場合は、断定せず、送り状を出す前に宅配会社の伝票や注文情報を確認します。冷蔵・冷凍品、賞味期限が短い品は、受け取りやすい日時を相手に確認できると安心です。

2. 親せき・親しい相手への文例

拝啓 師走の候、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。 今年もいろいろとお世話になり、ありがとうございました。ささやかですが、日頃の感謝の気持ちを込めて、○○をお送りしました。○月○日ごろに届く予定です。ご都合のよいときにお受け取りください。 寒さが続きますので、どうぞお体を大切にお過ごしください。 敬具

親しい相手には、実際の出来事を一文加えても構いません。形式を崩しすぎず、相手が負担に感じるほど高価な品を強調しないようにします。

3. 取引先・目上の相手への文例

拝啓 歳末の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 本年も格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。日頃の感謝のしるしとして、ささやかな品をお送りいたしました。ご笑納いただけましたら幸いです。 来る年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。末筆ながら、皆さまのご健勝と貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。 敬具

会社の贈答規定、取引先の受贈規定、相手の役職・会社名の表記を確認します。贈答が禁止されている相手には送らず、迷う場合は社内の担当者に相談してください。

4. 送り状とお礼状を分ける

送り状は「こちらから品物を送った」ことを知らせる文書です。相手から品物を受け取った後に返すお礼状とは、目的と時制が異なります。受け取った品への感謝を書く場合は、到着後のお礼状として別に作成します。

送り状に「ご返礼は不要です」と一方的に書くと、相手に判断を迫る場合があります。相手の負担を減らしたい意図があるときも、会社や家庭の慣習に合う表現を選びます。

5. 送付前の確認

  • 宛名の氏名、会社名、役職、住所が正しいか
  • 時候のあいさつが送付時期と合っているか
  • 品物の名称と到着予定が正しいか
  • 冷蔵・冷凍、賞味期限、受け取り日時への配慮があるか
  • 会社の贈答規定や相手の受贈規定に反していないか
  • 自分の住所・電話番号を必要な範囲で書いているか

地域によって時期や表現が異なることがあります。毎年の慣習をそのまま使わず、送る年のカレンダー、配送条件、相手の案内を確認してください。

まとめ

お歳暮の送り状は、あいさつ、感謝、品物を送った事実、受け取りへの配慮、結びの順に整えます。親せきと取引先では敬語や確認事項が異なるため、相手別に文面を調整し、配送条件と贈答規定を確認してから送付しましょう。