音読筆写は、英文を見ながら声に出し、同じ文を書き写す練習です。ノートをきれいに埋めることが目的になると、声に出せたか、どこで止まったかが残りません。ここでは、1回の練習を後から再開できるように、教材、回数、つまずき、復習日を記録する方法を紹介します。
1. 1ページに4つの欄を作る
ページ上部に日付、教材名、英文のページや段落を書きます。本文の横に次の4欄を置きます。
- 音読:読めた回数、途中で止まった箇所
- 筆写:書き写した回数、スペルの誤り
- 聞き取り:音声を聞いて一致しなかった語
- 次回:復習日と最初に確認する文
教材の本文を大量に転載するのではなく、段落番号や文の冒頭数語で場所を示します。ノートには自分が間違えた語や、確認が必要な短いメモだけを残します。
2. 練習前に到達点を決める
「30分やる」だけでなく、「この段落を止まらずに読める」「聞き取れなかった語を3つ確認する」のように、終わりを判断できる目標にします。初回は意味を確認してから、音声の速さと区切りを意識します。意味が分からないまま回数だけ増やさないようにします。
3. 音読と筆写を同時に記録する
1回ごとに細かく文章を書く必要はありません。行の端に 音読1、音読2 のように印を付け、止まった箇所には ?、発音を確認した箇所には 発 と書きます。筆写が終わったら、原文と照合してスペル、語順、句読点の誤りだけを直します。
書き写すときに声が小さくなった場合は、回数を成功扱いにするかどうかを自分の基準で決め、欄に一言残します。記録の基準を毎回そろえる方が、数字を多く見せるより役立ちます。
4. 難文は「原因」と「次の一手」を書く
止まった文は、次のどれかに分類します。
- 単語の意味が分からない
- 音の連結や弱くなる音が聞き取れない
- 文の構造がつかめない
- 書く速度が追いつかない
原因の横に、辞書で確認する、音声を区切って聞く、主語と動詞に線を引くなど、次にする作業を1つだけ書きます。「苦手」とだけ書いて終わらせないことがポイントです。
5. 復習日を決めて記入例を残す
練習の最後に、翌日または数日後の復習日を決めます。復習では本文を最初から書き直さず、前回 ? や誤りの印が付いた文だけを音読します。
記入例
- 日付:10月29日/教材:Unit 3・段落2
- 音読:3回。2回目まで関係代名詞の前で停止
- 筆写:1回。
environmentの綴りを誤った - 聞き取り:
want toの音がつながって聞こえない - 次回:10月30日、該当文を音声なしで音読してから確認
このように、回数だけでなく、次に確認する場所が残っていれば、翌日の練習をすぐ始められます。
6. ノートを増やしすぎない
1回の練習で扱う段落を広げすぎると、復習欄が埋まりません。短い段落を選び、音読、筆写、確認を終えてから次へ進みます。教材の著作権や学校・講座の利用条件があるため、本文をそのまま公開したり、共有用に転載したりしないでください。
まとめ
音読筆写ノートは、英文を写した量ではなく、音読できた回数、つまずいた原因、次の復習日を残すために使います。1ページ4欄の型から始め、翌日に迷わず再開できる記録を作りましょう。


