部活ノートは、練習内容を長い作文にするためのものではありません。練習前の目標、終わった後にできたこと、指導者や仲間からの助言、次に試すことを短く残すと、次回の練習で意識する点が明確になります。
1日の練習を4つに分ける
競技がサッカー、バスケットボール、バレーボールなど違っても、最初は同じ型で記録できます。
- 今日の目標:練習中に意識する動作や判断を一つ書く。
- 練習・試合の事実:メニュー、役割、結果、印象に残った場面を残す。
- できたことと課題:再現できたプレーと、止まった場面を分ける。
- 次に試すこと:次回の練習で確認する動作や声かけを一つ決める。
「もっと頑張る」ではなく、「ボールを受ける前に周りを一度見る」のように、観察できる行動へ置き換えます。チーム指定の書式や提出方法がある場合は、その指示を優先してください。
記入例:サッカーの練習
以下は書き方を示す架空例です。
日付・場所:6月20日/学校グラウンド 今日の目標:パスを受ける前に、相手と味方の位置を一度確認する。 練習内容:4対2のボール回し、ミニゲーム。 できたこと:ボールを受ける前に首を振れた場面が3回あった。 課題:相手が近いとき、受けてから次の動きを考えてしまった。 助言:コーチから「受ける前に次のパス先を決める」と言われた。 次に試すこと:次回はボールが移動する間に、味方を一人見つけて声を出す。
結果やスコアを書く場合も、数字だけで終わらせず、自分の動きと結び付けます。映像やチームの記録を見返せる場合は、見た日時と確認した場面をメモします。映像を保存・共有する際は、チームや学校のルールに従ってください。
バスケとバレーに置き換える例
バスケットボール
- 今日の目標:シュート前に空いている味方を確認する。
- できたこと:速攻で一度パスを選べた。
- 課題:守備への戻りが遅れた場面があった。
- 次に試すこと:シュート後に最初の一歩を早く出す。
バレーボール
- 今日の目標:レシーブ後の次の位置を声に出す。
- できたこと:ローテーション後の位置を確認できた。
- 課題:ボールを追うと味方との距離が近くなった。
- 次に試すこと:ボールの方向と味方の声を同時に確認する。
競技名を変えるだけでなく、プレーで観察できる動作を置き換えることがポイントです。競技ごとの専門用語に自信がなければ、チームで使う言い方に合わせます。
練習直後に3行で振り返る
疲れている日に長く書くと続きません。着替える前や帰宅後など、毎回同じタイミングで次の3行だけ埋めます。
- 今日できたこと:____
- 今日の課題:____
- 次回に試すこと:____
週末に一週間分を見返し、同じ課題が続いているか、できたことが増えたかを確認します。目標を変える前に、練習の場面や条件が違っていなかったかも書き添えます。
練習日と試合日を予定に置き、次の行動を決める方法は週の計画の立て方にもつながります。部活の記録を予定管理に移すときは、練習時間と休息時間も合わせて確認してください。
日々の出来事を短く記録する一般的な方法は、毎日のノートの取り方も参考にできます。部活ノートでは、そこへ目標とプレーの事実、次の動作を加えます。
まとめ
部活ノートは、練習前の目標、プレーの事実、できたことと課題、次に試すことを残すと、競技を問わず次の練習へつながります。まず今日の練習後に、できたこと・課題・次回に試すことを一行ずつ書いてください。


